2018年度 公益社団法人浦安青年会議所

第39代理事長 大塚 庄一郎

【スローガン】

創造【CREATE】

~新しい価値の創造による新しい浦安の創造~

理事長所信



【はじめに】

1915年にアメリカのセントルイスで始まった青年会議所の運動は、100年以上が経過し、現在、1つのミッションのもと、世界で100を超える国、5,000を超える地域、200,000を超えるメンバーで展開されています。日本では1949年、明るい豊かな社会の実現を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志による東京青年商工会議所設立から、日本の青年会議所運動は始まりました。そして、浦安青年会議所は、地域社会と国家の健全な発展を目指し、会員相互の信頼のもと、資質の向上と啓発に努めるとともに、国際的理解を深め世界の平和と繁栄に寄与することを目的とし、1981年に設立されました。1981年は浦安市にとってもターニングポイントとなる年です。3月には埋め立て事業が完了し現在のまちの姿になったとともに、4月には市制施行を行い、急速な発展、そして、国内でも有数のブランド力をもつまちのはじまりでありました。この浦安市の歴史とともに、浦安青年会議所も歩んで参りました。

2011年の東日本大震災により甚大な被害を受け、同年3月をピークに人口減少が進んでいましたが、2016年3月には震災時の人口を回復し、その後も順調に推移しております。これは、浦安市の利便性はもとより、先人が築き上げた強力なブランド力によるものであります。しかし、現在のブランド力は未来永劫続くわけではなく、常に他都市と比較され、変動していきます。新しい価値を創造し、新しい魅力を発信し続けることが、今のブランド力を維持する最善の方法です。我々は今の恵まれた環境に胡坐をかくことなく、新しい価値を創造し、次代に向けた新しい浦安の創造を目指します。

■規律と共助の精神で結ばれた組織づくり

わたしたちは、単年度制という特色を生かし、常に時代を意識し、模索しながら組織をつくり、運営を行い、事業を創造し構築してきました。そしてそこには常に、修練・奉仕・友情のJC三信条と、先輩諸兄姉より引き継いできた厳格なシステムやルールがありました。厳格なシステムやルールとは、私たちの活動や運動を拘束するものではなく、私たちの活動や運動をより良いものへ導くとともに、時には私たちを守る役割を持っています。今一度、全ての会員が、なぜこのようなシステムやルールが存在しているのかを理解し、時に組織としての規律を高めることで、青年会議所という組織の中で個々の力を発揮し、組織を動かす原動力となってもらいたいと思います。また、個々の力を最大限に発揮するために、会員同士で相互理解を深め、さらに委員会同士の相互理解を深める必要があります。相互理解を深めることで、全ての事業を全てのメンバーが同じ方向を向き、補いながら目的を達成することが私たちには必要です。この共助の精神こそ、日本人の根底にある精神であり、浦安青年会議所が最も意識しなくてはならない精神であると考えます。そこで、今年度は規律と共助の精神で結ばれた組織を目指します。
   
■スポーツによる青少年育成
スポーツは、心身の健全な発達を促し、自己責任や克己心、道徳心を身に付けることができるとともに、仲間や指導者などとの交流を通じ、コミュニケーション能力や他者への思いやりを育む重要な役割を果たすことから、青少年育成には切り離すことのできないものとなります。さらに、我が国において、2019年ラグビーワールドカップ、2020年オリンピック・パラリンピックと世界3大スポーツイベントとされるイベントの2つが立て続けに開催されます。世界中から多くの人々が集うことで、世界を知るとともに、自国のアイデンティティを高めるには絶好の機会となります。さらにラグビーに関しては、浦安がワールドカップの公認キャンプ地として立候補しているほか、高洲地区にジャパンラグビートップリーグのホームグランドが今年度中に完成予定となっております。これを契機として、スポーツを青少年育成の手段として継続的に活用し、後世へつないでいきます。
   
■新たなコミュニティの創造
我が国の課題の一つに、少子高齢化および人口減少が挙げられます。2017年4月に公表された日本の将来推計人口によると、5年前に公表されたものと比較すると、高齢化の進行度合や人口減少の速度は緩和しているとはいえ、着実に高齢化および人口減少が進んでいます。全国的に見ても若いまちと言われる浦安においても、少子高齢化が進行しております。この状況下において、現在の活力を維持していくには、次代を担う子どもたちに、国家・社会の形成者としての意識を育むとともに、アクティブラーナーを育成する必要があります。そのためには、子どもたちが年齢や環境に応じた社会を構成する一人として、地域にある課題や争点について自らの問題として主体的に考え、判断するといった学習活動や具体的な実践・体験活動を学校、家庭、地域において実施していくことが必要となります。そこで、地域を巻き込んだ新たなコミュニティを構築すると共に、根幹となるコーディネーターが必要となります。また、国家的な課題を知るには、国際的な視点も重要となってきます。我々が所属するJCI(Junior ChamberInternational)はその名の通り、国際的な団体であり、世界に通じることも可能です。この地域的・国際的な問題を把握し、国家・社会の形成者を育むコミュニティを創造し、自らコーディネーターとなって動ける団体は青年会議所が唯一無二の存在であると確信します。
   
■人財の創造
今、全国の青年会議所で課題となっているものは、会員数の減少と会員の在籍年数の減少であり、浦安青年会議所も同様の課題に直面しております。会員拡大のためには、青年会議所がどの様な団体であるのかを理解していただくだけではなく、会員になることで自己がどの様に成長することが出来るのか、さらに、成長するプログラムがあるのかを“具体的に提示”することが必要であると考えます。同様に、入会から卒業までの在籍年数が少ない会員にも、その在籍期間の中でいかに成長できるのかを実践してもらうことが必要であり、これが、入会予定者への“具体的に提示”につながると考えます。これらのことを行うことにより、これまでの世間に存在する青年会議所のイメージとは異なる青年会議所をアピールすることができ、青年会議所への入会が、社会のあらゆる場面で活躍することができる人財(リーディング・ランナー)への道であることが社会に認知される団体になると確信します。
   
【おわりに】
浦安青年会議所は“地域社会と国家の健全な発展を目指し、会員相互の信頼のもと、資質の向上と啓発に努めるとともに、国際的理解を深め世界の平和と繁栄に寄与すること”を目的に活動しています。この目的を達成するためは、個人、そして組織を進化させ、これまでより1歩でも半歩でも、1mmでも前に進めることが必要です。今年度のスローガンとして掲げている“新しい価値の創造”は、目的達成を前進するためには不可欠なものです。新しい価値を創造し、次代を見据えた運動を展開する人財を創造することが青年会議所の使命です。
 
吾人はすべからく現代を超越せざるべからず
 
 
【事業計画】
1.青年会議所が発信する青少年コミュニティの創造
2.スポーツによる青少年育成事業の開催
3.まちのリーディング・ランナーの育成
4.厳格なルールに基づいた諸会議の運営および組織の構築
5.会員同士で相互理解を深める交流事業の開催
6.20名の会員拡大の必達
7.OB親睦会の開催
8.第30回わんぱく相撲浦安場所の開催
9.各友好団体との連携・協力
10.公益社団法人日本青年会議所への積極的な支援・協力
11.公益社団法人日本青年会議所、関東地区協議会、千葉ブロック協議会の諸会議・諸大会・諸事業への積極的な参加